我々ドラマーのほとんどは、最初に8ビートから覚えると思います。
これは、いわゆる「ハネていない」イーブン(Even)のビートですね。
その後いろいろと覚えていくと、シャッフルや、ジャズの4ビートのような「ハネた感じ」(Swing)を経験します。
このEvenとSwing、別のものと考えますか?
片やハネていない、片やハネている。
当然、別物だと思ってしまいますよね。
しかし、ドラムセットがやっと「ドラムセット」として形づくられた時代にはジャズのSwingのフィールが
主流でした。
ほぼ、それしかなかったといってもいいんじゃないでしょうか?
シンバルレガートが「チーチッキ、チーチッキ」とスウィングしている状態、
これが普通だったんですね。
ジャズをやる人たちにとっては、このSwingのフィールは非常に大事な要素であって、
「テンポに関わらず」Swingしている状態がキープされていなければいけませんでした。
この
「テンポに関わらず」
というのがミソなんですね。
シンバルレガートも「チーチッキ、チーチッキ」と聞こえるのはある程度のテンポまでで、
あるテンポから、ほぼ「チーチキ、チーチキ」とハネた感じに聞こえなくなってしまいます。
さて、この「チーチッキ、チーチッキ」と「チーチキ、チーチキ」は別のものでしょうか?
片やハネている、片やハネていない、として別物として考えるべきでしょうか?
ジャズドラマーは、自分の感覚ではどこまで速いテンポでも、
常にSwingのフィールを維持しています。
音符にあらわすと「チーチキ、チーチキ」となってしまう速いテンポのレガートも、
「チーチッキ、チーチッキ」が速くなった結果として考えています。
つまり、同じなんですね。
また、この「チーチッキ、チーチッキ」は3連符で表記されることが多いですが、
すこしずつ速くしていくと、途中微妙なハネ方をするテンポがあるとおもいます。
3連でもないし、Evenの8分でもないし…というような。
確か Kirk Covingtonというドラマーがそのあたりの微妙なハネ方をすることを
スラッジ(Sludge?)と呼んでいました。
(「スラッジ」ではないかもしれませんが)
呼び名はともかく、
ジャズの時代はとにかくスウィングしていていたんだということ。
そして、
ロックの8ビートや、
ファンク系の16ビートなどはこのジャズのSwingフィールをもとに作られたのだということ。
それが感覚としてカラダにはいってくると、
意外に気持ちよく演奏できると思います。
ダブルストローク動画レッスン
値下げしました!!!

初めてのドラム

これは、いわゆる「ハネていない」イーブン(Even)のビートですね。
その後いろいろと覚えていくと、シャッフルや、ジャズの4ビートのような「ハネた感じ」(Swing)を経験します。
このEvenとSwing、別のものと考えますか?
片やハネていない、片やハネている。
当然、別物だと思ってしまいますよね。
しかし、ドラムセットがやっと「ドラムセット」として形づくられた時代にはジャズのSwingのフィールが
主流でした。
ほぼ、それしかなかったといってもいいんじゃないでしょうか?
シンバルレガートが「チーチッキ、チーチッキ」とスウィングしている状態、
これが普通だったんですね。
ジャズをやる人たちにとっては、このSwingのフィールは非常に大事な要素であって、
「テンポに関わらず」Swingしている状態がキープされていなければいけませんでした。
この
「テンポに関わらず」
というのがミソなんですね。
シンバルレガートも「チーチッキ、チーチッキ」と聞こえるのはある程度のテンポまでで、
あるテンポから、ほぼ「チーチキ、チーチキ」とハネた感じに聞こえなくなってしまいます。
さて、この「チーチッキ、チーチッキ」と「チーチキ、チーチキ」は別のものでしょうか?
片やハネている、片やハネていない、として別物として考えるべきでしょうか?
ジャズドラマーは、自分の感覚ではどこまで速いテンポでも、
常にSwingのフィールを維持しています。
音符にあらわすと「チーチキ、チーチキ」となってしまう速いテンポのレガートも、
「チーチッキ、チーチッキ」が速くなった結果として考えています。
つまり、同じなんですね。
また、この「チーチッキ、チーチッキ」は3連符で表記されることが多いですが、
すこしずつ速くしていくと、途中微妙なハネ方をするテンポがあるとおもいます。
3連でもないし、Evenの8分でもないし…というような。
確か Kirk Covingtonというドラマーがそのあたりの微妙なハネ方をすることを
スラッジ(Sludge?)と呼んでいました。
(「スラッジ」ではないかもしれませんが)
呼び名はともかく、
ジャズの時代はとにかくスウィングしていていたんだということ。
そして、
ロックの8ビートや、
ファンク系の16ビートなどはこのジャズのSwingフィールをもとに作られたのだということ。
それが感覚としてカラダにはいってくると、
意外に気持ちよく演奏できると思います。
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初めてのドラム

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この記事へのコメント
初めまして。
ちょくちょく拝見させて頂いてます。いつも素晴らしい記事をありがとうございます。
僕も前からその辺の用語というか呼び名があれば説明する時に便利だと思ってましたが、やはり感覚なので呼び名自体はそんなに重要ではないんでしょうね。呼び名を覚えるより実際に叩け!ですもんね(笑)
ちょくちょく拝見させて頂いてます。いつも素晴らしい記事をありがとうございます。
僕も前からその辺の用語というか呼び名があれば説明する時に便利だと思ってましたが、やはり感覚なので呼び名自体はそんなに重要ではないんでしょうね。呼び名を覚えるより実際に叩け!ですもんね(笑)
2011/10/20(木) 21:17:19 | takeshi | #-[ 編集]
takeshiさん
こんにちは。
コメントをいただきありがとうございます。
一般的にはslightly swingといったりしますが、
カークがスラッジと言っていたのが印象に残っています。
カークが言いたいのは、「テンポが遅ければ自然とハネてしまう。テンポが上がるにしたがって、そのハネ具合はわずかになっていき、やがてハネなくなる。それが自然な状態」という内容だったと思います。
たしかに呼び名自体はたいしたことではないと思います。
自然のハネ方にまかせた結果として、それぞれのテンポにみあったハネ具合をつかめるようになれば
とても気持ちいいグルーブになっていくと思います。
こんにちは。
コメントをいただきありがとうございます。
一般的にはslightly swingといったりしますが、
カークがスラッジと言っていたのが印象に残っています。
カークが言いたいのは、「テンポが遅ければ自然とハネてしまう。テンポが上がるにしたがって、そのハネ具合はわずかになっていき、やがてハネなくなる。それが自然な状態」という内容だったと思います。
たしかに呼び名自体はたいしたことではないと思います。
自然のハネ方にまかせた結果として、それぞれのテンポにみあったハネ具合をつかめるようになれば
とても気持ちいいグルーブになっていくと思います。
2011/10/21(金) 04:30:56 | kou-crispy | #-[ 編集]
なるほど。
勉強になりました!
ありがとうございます。
勉強になりました!
ありがとうございます。
2011/10/22(土) 16:53:27 | takeshi | #-[ 編集]
こんにちは!いつも練習の参考にさせて頂いております。
1つお聞きしたいことがあるのですが
ドラムの譜面を作成する際にどういったソフトをお使いですか?
とても見やすい譜面なので、ぜひとも参考にさせて頂きたいです。
1つお聞きしたいことがあるのですが
ドラムの譜面を作成する際にどういったソフトをお使いですか?
とても見やすい譜面なので、ぜひとも参考にさせて頂きたいです。
2011/10/28(金) 19:04:12 | そると | #-[ 編集]
こんにちは。コメントいただきありがとうございます。
譜面はfinaleというソフトを使っています。
有料のソフトですが使い勝手はとても良いです。
レッスンで使う譜面はほぼfinaleを使っています。
手書き譜面をスキャンして使うこともありますが。。
finaleを使う前は別のソフトを使っていまして、
このブログでもその頃作成した譜面を貼っているページもあります。
僕が持っているのはかなり旧型です。
finaleのホームページ
http://music.e-frontier.co.jp/product/finale/
譜面はfinaleというソフトを使っています。
有料のソフトですが使い勝手はとても良いです。
レッスンで使う譜面はほぼfinaleを使っています。
手書き譜面をスキャンして使うこともありますが。。
finaleを使う前は別のソフトを使っていまして、
このブログでもその頃作成した譜面を貼っているページもあります。
僕が持っているのはかなり旧型です。
finaleのホームページ
http://music.e-frontier.co.jp/product/finale/
2011/10/29(土) 17:19:24 | kou-crispy | #-[ 編集]
はじめまして。興味深く拝見しました。ジョニーBグッドのバックバンドが、チャックがイーブンで弾いてるのにスウィングしてますよね?あれを思い出しました。試行錯誤で8ビートは生まれたんだなあとおもったものです。ちょっと違う話ですが、連想したので書いてみました。では失礼します。
2014/08/10(日) 09:14:26 | わらっちゃ王 | #-[ 編集]
ありがとうございます。
いえ、まさにそのあたりの時代のものを聞くとスウィングから8ビートが生まれていった過程がわかると思います。プレスリーなんかもわかりやすいですね。
70年代のハードロックやファンクもスウィングが残っているし、それが気持ちよく感じるんですよね。
ギチギチのイーブンの曲ももちろんかっこいいし、好きですが、スウィングのよさを知るともっと世界が広がると思います。
いえ、まさにそのあたりの時代のものを聞くとスウィングから8ビートが生まれていった過程がわかると思います。プレスリーなんかもわかりやすいですね。
70年代のハードロックやファンクもスウィングが残っているし、それが気持ちよく感じるんですよね。
ギチギチのイーブンの曲ももちろんかっこいいし、好きですが、スウィングのよさを知るともっと世界が広がると思います。
2014/08/17(日) 03:34:41 | kou-crispy | #-[ 編集]
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