これはレッスンをしていて思うことですが…
いろいろな生徒さんを見て、「上達のペースが早いな」と思える人は以下のような特徴があります。
・よく観察する
僕がやることを、非常によく観察している人。
例えば、僕がなんらかのフレーズ、パターンの手本を示すときに、
じっくり観察出来ない人は、できるまでに時間がかかってしまうことが多いです。
僕が叩いて見せているその途中で自分も叩き始めてしまうような場合は、
当然良く聞いていないし、動きを確認することもしていません。
先生がやり終えるまで叩かずに、じっとよく見て、聞く。
大事なことだと思います。
・大事だと思ったことはメモをとる
大体、僕が用意する譜面を練習します。
初心者の方の場合は、僕が大事なことを譜面に直接書き込んであげたりしていますが、
上達が早い人は、自分で別のメモ帳や、渡した譜面に積極的にメモをとっています。
また、ホワイトボードに書いて教えることもありますが、
その場でスマホで写真を撮っておいたり、それを書き写したりすることも、
うまくなるのが早い人はよくやっています。
特にプロドラマーでレッスンに来る人は、メモ率が高いです。
・質問をよくする
どうしたらうまくなるのか。それを知りたいという気持ちが強い人はいろんな疑問点を持っているものです。
わからないことをそのままにしないで、質問するクセがある人は、やはり上達も早いです。
なぜ質問するのかというと、レッスンの時間以外でも練習をしっかりしているからだと思います。
一人で練習していれば、それだけわからないことが出てきたり、壁にぶつかったりすることがあるはずですから。
質問が多いのもプロの人に多いですね。
・趣味であっても、真剣に取り組む
これは個人的に思うことですが、趣味であっても本気でやったほうが絶対楽しいと思います。
10数年前ですが、僕は友人とボウリングに行くのが楽しみでした。
別にプロボウラーになるつもりがあったわけでもないのですが、
やり続けるうちにどんどん真剣になってしまって、いろいろ研究しました。
正しいフォームで投げられているか、コース取りやレーンのコンディションにも気を使ったり、
いろいろ知ると、それだけスコアも伸びるので楽しいものです。
趣味だから真剣でなくてもいい、と思ってしまうのはとても勿体無いことです。
真剣にやる趣味だから楽しい。
・幅をせばめない
「僕はこれだけできればいい」と、自分を限定しないのも大事なことです。
「〇〇の曲が叩けるようになりたい」と思うのはモチベーションがあがりますが、
だからといって「〇〇以外はやらなくていい」としてしまうのはとても勿体無いです。
好きなバンドやドラマーがいたとして、その人に憧れていても、
そのアーティストが影響を受けたアーティストにも、是非興味を持って欲しいと思います。
そのほうがより自分の憧れた人に近づけるはず。
このような記事は以前も書いたことがありますが、
改めて書いてみたくなりました。