v リズムキープ?
リズムキープについての質問をいただきましたので、
ちょっと書いてみようかと思います。
「リズム」を「キープ」する、と考えると非常に難しいものになってしまうと思います。
正確に刻もうとすると神経がすり減る思いをしてしまうんじゃないでしょうか。
正確さを身につけるにはメトロノームを使え、とはよく言いますが、
メトロノームを使っても、せいぜい「速度」の確認にかならないんじゃないかと思います。
もちろん正確さは身についてくるとは思いますが、
リズムを出す(気持ちいいノリを出す)ということになってくると、
決してメトロノームの使用でそれが身につくとは言えないんじゃないかと。
気持ちよさは、メトロノーム的な正確さの中にはないと思われます。
実際、気持ちのよいビートを出すドラマーの音源を聴くと、
早くなったり遅くなったり、メトロノームを鳴らしながら聴くとさまざまに揺れているのがわかります。
スタジオ録音ではクリックを使うことが多いのでそういった揺れはなくても、
ライブでは当然のように揺れますよね。
それでも気持ちいいわけで。
それってどういうことかというと、結局正確じゃなくてもまったくかまわんということですよね。
そして目指すべきはこの気持ちよさなんだと思います。
じゃあ、どうしたら身につくか…。
一番手っ取り早いというか、自然とカラダに入ってくる方法は、
他の楽器奏者と「合奏」する、ということです。
その中に誰か上手な人が混ざっているととてもいいですよね。
一緒に演奏することで気持ちいいポイントが見えてきます。
あわせるべきポイントが見えてきます。
で、時にはちょっと走っちゃった方が盛り上がっていい、とか
ここはゆったりしたほうがいいとか、正確に「刻む」ことがかえって全体の流れを不自然にしてしまう
箇所が見えてきたりもします。
皆とあわせるということは、要は「呼吸」を合わせる、ということになりますね。
顔を見合わせてせーのでバーンといこうとか、
パターン的なことをやっていてもカラダの動かし方を皆と一緒にしてみるとか。
独りよがりなキープの仕方をしていると、自分は正確なつもりでも、自分の音に集中しすぎて
周りを聞き取れず、それが全体のノリの悪さに一役買ってしまうオソレが出てきます。
いわゆるゴーストモーションでキープ、という手法もありますが、
これをメトロノーム代わりに使おうとしてしまうと、上記のような問題が起こる可能性があります。
たとえば、フィルのあとにシンバルをジャーンと叩いて1小節音を伸ばすz(全音符)。
で次の小節からまたパターンに戻る、といったことをやる場合、
この「ジャーン」の最中に左足で「1.2.3.4」などと刻んでしまったら、
全音符とは言えなんではないでしょうか?
音を伸ばしたければ刻んではいけない、と思います。
ただ、このゴーストモーションは結構使える場合も多いので、
身につけるといろいろと便利、というのもありますね。
これを使っても使わなくても気持ちよく叩けるようになるのが良いと思います。
セッションをやっているライブハウスに行ったりするのがいいですね。
ちょっと書いてみようかと思います。
「リズム」を「キープ」する、と考えると非常に難しいものになってしまうと思います。
正確に刻もうとすると神経がすり減る思いをしてしまうんじゃないでしょうか。
正確さを身につけるにはメトロノームを使え、とはよく言いますが、
メトロノームを使っても、せいぜい「速度」の確認にかならないんじゃないかと思います。
もちろん正確さは身についてくるとは思いますが、
リズムを出す(気持ちいいノリを出す)ということになってくると、
決してメトロノームの使用でそれが身につくとは言えないんじゃないかと。
気持ちよさは、メトロノーム的な正確さの中にはないと思われます。
実際、気持ちのよいビートを出すドラマーの音源を聴くと、
早くなったり遅くなったり、メトロノームを鳴らしながら聴くとさまざまに揺れているのがわかります。
スタジオ録音ではクリックを使うことが多いのでそういった揺れはなくても、
ライブでは当然のように揺れますよね。
それでも気持ちいいわけで。
それってどういうことかというと、結局正確じゃなくてもまったくかまわんということですよね。
そして目指すべきはこの気持ちよさなんだと思います。
じゃあ、どうしたら身につくか…。
一番手っ取り早いというか、自然とカラダに入ってくる方法は、
他の楽器奏者と「合奏」する、ということです。
その中に誰か上手な人が混ざっているととてもいいですよね。
一緒に演奏することで気持ちいいポイントが見えてきます。
あわせるべきポイントが見えてきます。
で、時にはちょっと走っちゃった方が盛り上がっていい、とか
ここはゆったりしたほうがいいとか、正確に「刻む」ことがかえって全体の流れを不自然にしてしまう
箇所が見えてきたりもします。
皆とあわせるということは、要は「呼吸」を合わせる、ということになりますね。
顔を見合わせてせーのでバーンといこうとか、
パターン的なことをやっていてもカラダの動かし方を皆と一緒にしてみるとか。
独りよがりなキープの仕方をしていると、自分は正確なつもりでも、自分の音に集中しすぎて
周りを聞き取れず、それが全体のノリの悪さに一役買ってしまうオソレが出てきます。
いわゆるゴーストモーションでキープ、という手法もありますが、
これをメトロノーム代わりに使おうとしてしまうと、上記のような問題が起こる可能性があります。
たとえば、フィルのあとにシンバルをジャーンと叩いて1小節音を伸ばすz(全音符)。
で次の小節からまたパターンに戻る、といったことをやる場合、
この「ジャーン」の最中に左足で「1.2.3.4」などと刻んでしまったら、
全音符とは言えなんではないでしょうか?
音を伸ばしたければ刻んではいけない、と思います。
ただ、このゴーストモーションは結構使える場合も多いので、
身につけるといろいろと便利、というのもありますね。
これを使っても使わなくても気持ちよく叩けるようになるのが良いと思います。
セッションをやっているライブハウスに行ったりするのがいいですね。