v 手慣らし
毎日動画投稿、本日の #araya_daily_drums はスタジオに入ってセッティングの後、適当に叩き散らしたのを撮っていたのをupします。位置の確認とか、その日の調子の確認のために、まずはリラックスしてこんな風に叩いてから練習に入っています。https://t.co/6eJfEt4gGa pic.twitter.com/pg9dTuVdHp
— 新谷康二郎(koucrispy) (@koucrispy) 2018年7月1日
v ボンゾ
毎日動画投稿、 #araya_daily_drums はZEPの曲を叩いてみました。
— 新谷康二郎(koucrispy) (@koucrispy) 2018年6月2日
そういえば、この動画を撮った次の日がボンゾの誕生日でした。いつ聞いてもボンゾの音は素晴らしい。https://t.co/6eJfEt4gGa pic.twitter.com/ilo3RqG955
v 左手の強化
僕は右利きなので、左手については非常に苦労しました。
まあ、いまでも苦労していますが…(^^;;
左手をより動かせるようになるために、いろいろな練習をしました。
いくつか紹介するので、参考にしてみてください。
・左手スタートでシングルストローク。
右スタートばかりだと、完全に右手が主、左手が従、という関係が出来上がって、左手がリズムを感じにくくなると思います。
なので、左手スタートでやってみる。やり慣れないうちは、とても気持ち悪いと思います。
左手にリーダーシップをとらせることで、より意識的に左手を動かす訓練になります。
・左手ハイハットでリズムパターン。
これも同じく、リズムを左手主体で感じる訓練です。
これも、シンプルな8ビートから足が複雑になるような16ビート、シャッフル等、いろいろやると、徐々に左手が活性化していくのがわかると思います。
まあ、実際左手で刻むことはないんですが…(^^;;
・ルーディメンツを練習する。
ルーディメンツは大概は左右を均等に鍛えるように作られています。
たとえばシングルパラディドルはRLRR LRLLとなっていて、左手からもスタートしているイメージを持つこともできます。
・奇数連符を練習する。
シングルストロークでも、たとえば3連符であれば、拍ごとに手がいれかわります。
なるべく奇数を練習することで、左手の感覚も鍛えることになると思います。
ざっくりとこんな感じで、左手を鍛える訓練は今もやっています。
しかしどんなにやっても、右手のほうがいつも上回っているんですよね。
絶対に追い越せないお兄さんのような存在。
最後によく練習するフレーズを紹介。
以前、かなりやりこんでいた海外の教則本がありまして、
それをまたイチからやりなおす、というものなんですが、
これを
目一杯遅くしてやってみる。
というのをやっています。
以前はこの本に指定されていたテンポより速いテンポまでできるように練習していたんですが、逆です。
なぜそういうことをするかというと、
「拍を出来る限り長く感じる」ということを、
テンポを遅くすることで自分でも理解しやすくするためです。
テンポが遅いと、たとえば16分音符をハネさせることも、
イーブンにすることもできます。
ハネて「タッタタッタ」としてみると、1拍をたっぷりとっている感じになりますよね。
そのあと、ハネずに「タタタタ」と変えてみると、不思議とそれもたっぷりしている感じになります。
これは感覚なんですが、
一度ハネてからイーブンに戻すと「タタタタ」がスタッカートでなく、
音同士が「ターターターター」とつながって、1音1音に長さをもったような感じになるんです。
このハネとイーブンの繰り返しを練習することで、
キレの良い感じとディープな感じをもっと共存させようというのが僕の目標。
ということで、非常にゆっくりテンポのこの練習、かなり難しいんですが、頑張ってます。
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v 腱鞘炎に注意
僕がレギュラーグリップを使い始めたきっかけは、
腱鞘炎になりかけたことでした。
(かれこれ20年くらい前のことです…)
僕の場合、左手の親指と手首の間のところが「ビキっ」となりかけました。
幸運なことに、これは「腱鞘炎になりかけ」の状態でしたので、
ひどくなる前にすぐにその部分に力を入れることをやめて、
しばらくはレギュラーグリップに専念することでなんとかやりすごすことができました。
僕の場合は非常に運がよかったのでひどくならずにすみましたが、
もうすっかり腱鞘炎になってしまった、という方は
すぐに叩くのをお休みして、一旦治療に専念すべきです。
また、レッスンをしていて、フォームを見ていると
明らかに腱鞘炎に向かっている叩き方になってしまっている叩き方になってしまう人が
ときどきいらっしゃいます。
そういうときは逐一改善するように指導しています。
腱鞘炎になる原因は…
・常に力が入っている
・ショットの瞬間に力が入っている(強く握りこんでしまっている、など)
・関節を支点にしてしまっている
・手首の向きが不自然
などが考えられます。
改善するには…
・力を入れない(脱力を考える)
・とくにショットの瞬間にもっとも脱力しなければいけない
・関節に対する考え方を変える
・手首の自然な形を考える
などなど
ですがなかなか自分で出来ているかどうかをチェックすることができないこともあります。
出来ればわかる人に見てもらうのが一番近道かと思います。
僕のレッスンの際でも、数分前に指導した改善点が
気がつくとまた前と同じ形になってしまった…という生徒さんもいますので、
一旦ついてしまった癖に、自分でも気がつかないうちに戻ってしまうことがよくあります。
すぐに正しい指摘を受けて、なるべく自分で意識できるようになることが第一ですね。
何発かならば、力を入れて叩いたからといって
「直ちに」(笑)影響はないかもしれませんが、
蓄積していくと確実に痛めてしまいます。
また、若い人でも、若いからといって自分は平気平気、と思わないで、
きちんと気をつけたほうが良いです。
僕自身、「ビキッ」ときたのはとても若いころでした。
練習をするときは、鏡を使ったり、
鏡がない場合でも自分の腕や手首の状態をよく見て、
感覚も確認しつつ、
常に「自分のフォームにどこか問題はないか」と問いかけながらやるべきです。
怪我をしてしまってからでは遅いので、
よく注意をして、長くドラムを叩いていられるといいですね。
これは、いわゆる「ハネていない」イーブン(Even)のビートですね。
その後いろいろと覚えていくと、シャッフルや、ジャズの4ビートのような「ハネた感じ」(Swing)を経験します。
このEvenとSwing、別のものと考えますか?
片やハネていない、片やハネている。
当然、別物だと思ってしまいますよね。
しかし、ドラムセットがやっと「ドラムセット」として形づくられた時代にはジャズのSwingのフィールが
主流でした。
ほぼ、それしかなかったといってもいいんじゃないでしょうか?
シンバルレガートが「チーチッキ、チーチッキ」とスウィングしている状態、
これが普通だったんですね。
ジャズをやる人たちにとっては、このSwingのフィールは非常に大事な要素であって、
「テンポに関わらず」Swingしている状態がキープされていなければいけませんでした。
この
「テンポに関わらず」
というのがミソなんですね。
シンバルレガートも「チーチッキ、チーチッキ」と聞こえるのはある程度のテンポまでで、
あるテンポから、ほぼ「チーチキ、チーチキ」とハネた感じに聞こえなくなってしまいます。
さて、この「チーチッキ、チーチッキ」と「チーチキ、チーチキ」は別のものでしょうか?
片やハネている、片やハネていない、として別物として考えるべきでしょうか?
ジャズドラマーは、自分の感覚ではどこまで速いテンポでも、
常にSwingのフィールを維持しています。
音符にあらわすと「チーチキ、チーチキ」となってしまう速いテンポのレガートも、
「チーチッキ、チーチッキ」が速くなった結果として考えています。
つまり、同じなんですね。
また、この「チーチッキ、チーチッキ」は3連符で表記されることが多いですが、
すこしずつ速くしていくと、途中微妙なハネ方をするテンポがあるとおもいます。
3連でもないし、Evenの8分でもないし…というような。
確か Kirk Covingtonというドラマーがそのあたりの微妙なハネ方をすることを
スラッジ(Sludge?)と呼んでいました。
(「スラッジ」ではないかもしれませんが)
呼び名はともかく、
ジャズの時代はとにかくスウィングしていていたんだということ。
そして、
ロックの8ビートや、
ファンク系の16ビートなどはこのジャズのSwingフィールをもとに作られたのだということ。
それが感覚としてカラダにはいってくると、
意外に気持ちよく演奏できると思います。
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v 音量の話
ドラムを頑張っている女性がいまして、よくつぶやきを交わすんですが、
音量の話になりました。
ドラムの音量ってどのくらいがいいのか。
バンドであわせてみて、自分の音量が適切なのかどうか、悩んでいたようでした。
実際にきいてみないことには確かなことはいえないんですが…。
音量って、難しいですね。
いろいろな問題が重なります。
まず、ドラムセット単体で考えた場合の音量なら、
たとえばリズムパターン。
8ビートを叩いた場合のハイハット、スネア、バスドラの3つの音量バランス。
この3つが「アンサンブル」していると考えて、
いろんなバランスで叩いてみて、耳できいて判断するといいと思います。
初心者の方だと、右手ばかりがつよくなってしまって、
そのほかが小さい、要するにハイハットの音が強すぎることが多いようです。
8ビート=いわゆるロックビートだとすると、
バスドラとスネアが際立つように叩くのが基本。
特にクロスしている左手がなかなか音量を上げにくいようです。
ハイハットはバスドラとスネアをつなげる接着剤?のような、色づけのようなものですので、
いろいろな音量で叩けるようになったほうがいいですね。
すべてノーアクセント。
すべてアクセント。
4分音符のタイミングだけアクセント(ダウンアップ)
ウラのタイミングだけアクセント(アップダウン)
などなど…。
ジャズ系だとライドシンバルとハイハット(左足)、バスドラ、スネアのバランスとなりますが、
バスドラやスネアが大きくなってしまうとリズムが流れません。
それから、ドラムの全体の音量と、他の楽器との全体の混ざりぐあいを考えた場合。
「合奏」における音量バランスですね。
この場合は生楽器で一番音量にダイナミクスがつきやすい(つけやすい)ドラムの音量が基本となることが多いです。
ロック系においては、ドラムの音量が大きくて文句を言われることはないです。
でかくてナンボのドラムです。
ファンクにおいてもそうですね。
ジャズとなると少し話は違い、ドラムのほかにピアノやウッドベースなどの生楽器と合わせるので、
ドラムがでかすぎると大変なことになります。
ピックアップのないウッドベースと一緒に演奏する場合は本当に音量を落とさないとアンサンブルしません。
かといってふわふわと叩いていたのではリズムにシャープさがなくなるので、
小さくてもビート感を損なわないように注意する必要があります。
また、演奏する場所の問題もあります。
屋内で演奏することがほとんどですが、
その屋内の環境にも気をつかわないといけません。
こういった問題は経験あるのみ、ですね。
そう、クリスマスツリーを飾る、あのオーナメントですね。つまり、「装飾」です。
オーナメントノートとは、要するに「装飾音符」のことですが、
ここでは単なるフラムとかドラッグといった装飾音符だけではなく、広く「装飾」について考えて見たいと思います。
装飾音符は「メイン」となる音符があって、その音を「飾る」ためにあります。
たとえば普通にリズムパターンをやっていて、譜例のように小節の頭でスネアを「バン!!」と叩いてブレイクしたい場合、よくあるドラマーの心情なら、その手前で何かフィルインを入れたくなりますよね。

この入れたくなるフィルインが、ブレイクのスネアを飾る音符と考えられます。
たとえば、シンプルにこのまま叩いてみると…。
シンプルですが、あまりに唐突ですね。
しかし、逆に唐突な感じが良い、とされるかもしれません。
つまり余計な装飾ないらないんだ!というような潔さ、とも取れます。
つぎに、このようにすこしフィルインを入れます。

ほどほどのフィルで、スネアのブレイクを引き立たせることができた…かな?
しかし、このようにしてみたらどうなるでしょう?

こうなってくると、ブレイクのスネアの音だけでなく、その前のドラムのフレーズにまで、聴く人の意識を向けさせそうですね。
つまり、「オーナメントノート」のつもりが、主役のスネアを食ってしまっている状態になってしまった、とも言えそうですね。
曲によっては、そういったオーナメント的な部分が目立つようなプレイをしてもOKな場合もたくさんあります。
ただ、そこはプレイヤーのさじ加減と、作曲者の意向などを考慮しないといけません。
ブレイクすることによって、聴く人を「はっ」とさせたいのであれば、あまり長いフィルだとわざとらしかったりするので、短くシンプルにまとめたほうがいいかもしれませんね。
主役の音符と、それを引き立てる音符。
曲に取り組む際は、そんなふうに考えるとフレーズをまとめやすいかもしれません。